「自分には何もない」ことはない|40代の“スキル棚卸し”で見えてくる可能性

副業に興味があっても、転職や独立が頭をよぎっても、多くの人が最初にこう思います。



「でも、自分には特別なスキルがないんだよな…」



わかります。
私もずっとそう思ってました。
でも実際は、「スキルがない」のではなく、“あることに気づいていないだけ”なんですよね。
この記事では、40代会社員が“会社以外の自分の可能性”を見つけるための、やさしいスキル棚卸しの方法をお伝えします。
- 会社に依存せず自分の力を試したい
- 自分にはスキルがないと思っている
- 何か新しい事を始めたい
スキル=資格じゃない、あなたの“当たり前”が価値になる


「スキル=特別な事」ではない
多くの人が、「スキル=資格」や「スキル=専門的な知識」だと思いがち。
でも実は、スキルってもっと広いんです。
- 会議の議事録をきれいにまとめられる
- クライアントとの調整がうまくいく
- 新人指導が得意、話しやすいと言われる
- エクセルでグラフや資料をサクッと作れる
- チームの空気を和ませる力がある
こんなことも、立派なスキルです。
なぜなら、「誰かの役に立っている」から。



誰かや何かの役に立っていればそれは「スキル」なんですね!
当たり前の事でもスキル
日々の業務を思い出してください。
朝出社してから、夕方退社するまでの業務の中で当たり前にやっていることでも十分にスキルになる可能性があります。
例えば
- 誰とでもしっかりと挨拶ができる
- 受け答えがハキハキできる
- 問い合わせのメールが返信できる
- 時間をきちんと守れる
- 整理整頓ができる
どんなことでもいいです。



スキルとは小さな自分の長所だと思ってください。
「40代からのスキル棚卸し」3ステップ


STEP1:これまでの仕事を振り返る
過去10年〜15年で経験してきた仕事を書き出してみましょう。
部署異動、プロジェクト、任されていた業務など。
▶ 例)
- 営業アシスタントとして5年
- プロジェクトリーダーで資料作成と進捗管理
- 新人教育を毎年担当 など



ノートでもスマホでもOK、とにかく「思い出す」のが大事!
STEP2:やってきたことを細かく分解する
1つの仕事に対して「どうやってやってたか?」を掘り下げていきます。
▶ 例)「営業アシスタント」なら…
- お客様対応(メール・電話)
- プレゼン資料作成(パワポ・エクセル)
- 営業スケジュール管理
- 月次レポート作成 など



自分にとって当たり前すぎて気づいていなかった“強み”がここで見えてきます。
STEP3:書き出したスキルを「人の役に立つ形」に翻訳する
ただの作業リストでは終わらせません。
ここから、「このスキルで誰かを助けるとしたら?」と視点を変えてみます。
▶ 例:
- 「営業の人が助かるように資料を整える」→ デザイン思考がある
- 「新入社員に丁寧に教える」→ 教える力・伝える力
- 「データを見やすくまとめる」→ 情報整理力・資料作成スキル



こうやって変換することで、「副業や転職でも使える“スキルの言語”」になっていきます。
実際に書き出してみた例(モデル)


職種:営業サポート/40代/男性
- メール対応・文章力 → Webライターに活かせる
- プレゼン資料作成 → CanvaやPowerPoint系講座の講師
- 月次レポート作成 → データ分析やGoogleスプレッドシート活用
職種:総務/40代/女性
- 社内調整 → コミュニティマネージャー的な副業
- 書類作成・申請手続き → 行政書士補助や事務代行
- イベント企画 → SNSやnoteで小さなワークショップ主催も



もちろん、スキルには職種は関係ありません。
どんな職種だろうとスキルから何か得意なことが見えてくるはずなんです。
スキルの棚卸しで見えてくるもの


スキルの棚卸しはできましたか?
それができると、自分の将来が開けたような気になるはず。
そうすると「会社に依存しない自分」を発見できると同時に、将来の安心感が出てきます。



スキルの棚卸しで見えてくるものは、「自信」と「将来の方向性」なんです。
自分に自信を持って、この先に進みましょう。
おわりに:自分の可能性に気づくことが、会社依存からの第一歩


「自分には何もない」と感じるのは、自分の仕事を“評価する視点”がないからです。
でも、棚卸しをしてみると、誰かの役に立ってきた経験がちゃんとあることに気づけます。
そしてそれは、「会社の中だけじゃない、自分にも価値がある」と思える第一歩になる。
今日から少しずつ、「自分って意外とやれてるかも」と褒めてあげてください。
さらに次の一歩になることは間違いないでしょう。


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