初心者でも簡単!格安スマホの乗り換え方ガイドと6つの注意点
こんにちは、ミタカです。
年々格安スマホに乗り換える人が増えています。
格安スマホの普及率は全体の40%弱(2023年10月時点、MMD研究所調べ)となり、若い世代を中心に安さと手軽さでシェアを伸ばしており、すでに一般的になりました。
とにかく安さが魅力の格安スマホですが、乗り換える事が難しくてややこしいと感じている方も多いと思います。
しかし、しっかり段階を踏めば何も難しくはないです。
筆者も小難しい事は面倒なので初めは嫌だったのですが、安さが魅力的で挑戦してみたところ意外とすんなりできたことにびっくりしました。
それから10社以上乗り換えてきて、通信費の節約を試行錯誤してきました。
この記事では格安スマホに乗り換え方法や注意点ついて詳しく解説しています。
- 格安スマホに乗り換え方がわからない
- 乗り換える詳しい手順が知りたい
- 損をしない乗り換え方が知りたい
格安スマホに乗り換える方法と手順
乗り換える方法
一般的に乗り換えする場合「MNP」という方法をとります。
「Mobile Number Portability」(モバイル ナンバー ポータビリティ)の頭文字を取った用語であり、電話番号を変更せずに乗り換え先の携帯会社のサービスを利用できる仕組みです。
乗り換えたい携帯会社にMNPで申し込みをすると、携帯番号が変わらず今までと同じように乗り換え先の携帯会社で使用できます。
「格安スマホに新規申し込み」→「現在の携帯会社を解約」でMNPでなくても乗り換える事はできます。
しかし電話番号が新しくなる為、メインで使用するにはすべての登録を変更しなければならずかなり大変な作業です。
そこまでして新規で乗り換える意味がありません。
- 初めてスマホを持ちたい
- サブ機でサブ回線を使いたい
という場合は新規で申し込みましょう。
格安スマホだとネット上で申し込みから開通手続きまですべて完了します。申し込み時には段取り良く進める為に、事前に必要なものは用意しましょう。
必要なものは以下の5点です。
- 本人確認書類(運転免許証 または マイナンバーカード または 健康保険証)
- メールアドレス(フリーメールが推奨)
- クレジットカード
- MNP予約番号
- Wi-Fi環境
①~③はネット申し込みに必須なアイテムとして一般的ですが、④に聞き慣れないMNP予約番号というものがあります。
電話番号を変えずに携帯会社を乗り換えるのに必要な10桁の数字です。
この情報を元に他社へ携帯番号と共に乗り換える事ができます。
現在の携帯会社に「オンライン」または「電話」または「店舗」で申請すれば簡単に取得可能で、有効期限は取得日から15日間です。
有効期限が15日間とありますが、実際に乗り換える際は発行から5日以内に乗り換え手続きを行わなければなりませんので、なるべく乗り換え直前に発行するようにしましょう。
ただ有効期限内に絶対乗り換えなければならない訳ではなく、期限を過ぎても予約番号が取り消されるだけで強制解約ではないので安心して下さい。
上記の①~④の情報を用意し申し込みをするのですが、終盤の回線を切り替えをする際に⑤の「Wi-Fi環境」が必要になってきます。
乗り換える手順
では格安スマホに乗り換える手順を詳しく解説していきます。
まずは乗り換え先の格安スマホとそのプランを決めます。
格安スマホは特徴も料金も様々。選択肢が幅広いですので自分に合ったプランのある格安スマホを選びましょう。
選び方は以下の記事で詳しく解説していますので参考にして下さい。
格安スマホとそのプランが決まったら、契約中の携帯会社からMNP予約番号を取得します。
3キャリアであればオンライン・電話・ショップより申請ができます。おすすめは24時間受付可能なオンライン。即時発行されるので便利です。
MNP予約番号を取得したら乗り換え先の格安スマホにMNPでの転入を申し込みます。
基本的にオンラインの手続きになりますが、格安スマホによっては店舗での手続きも可能です。
乗り換えの申し込みの際に「新規」か「MNP」か選択をしなければならないので「MNP」を選択しましょう。
格安スマホに申し込みか完了すると数日でSIMカードが送付されてきますので差し替える。
SIMカードとは携帯番号情報を記録したICカードの事で、キャリアで契約する時にはショップ店員が扱うものなので目にすることはありません。
SIMカードと一緒に設定方法などが明記された説明書が必ず同梱されていますので、その指示通りに進めて下さい。
なお、SIMには実体のないesim(イーシム)という種類もあり、E-MAILなどからダウンロードをします。
SIMカードを送付する必要がないので手続きが速いという特徴があります。
ただし格安スマホによっては対応していない場合やスマホの方が対応していない場合もありますので確認が必要です。
説明書通りSIMカードを差し替えて回線切り替えを行います。
ここで忘れがちなのが「APN設定」です。APN設定とは端末と回線をつなぐ設定の事。
これをしなければ回線が変わったのに通信が出来ない状態になってしまいます。
回線切り替えはWi-Fi環境で作業しますので、開通が完了しているかどうかはWi-Fiを切っても通信が出来ているかで判断しましょう。
開通が完了したら解約先のSIMカードを破棄しましょう。
ドコモ・au・SoftbankはSIMカードを返却する必要がなく、はさみを入れて破棄して下さい。
これで乗り換え完了です。
乗り換える時の6つの注意点
①乗り換えるタイミングは月末!
キャリアから乗り換えるタイミングは月末がおすすめ。
基本的に転出時の月額料金は日割りにはならない為、月末にするのが賢いです。
しかも格安SIMによっては転入月の月額料金が無料になるものもありますし、発生したとしても転入時の月額利用料金は日割りになる場合がほとんどです。
注意すべき点は、「月末の時点で乗り換え先の回線に切り替えまでを済ませる」ということです。
SIMカードの手配期間がある為、最低でも月末の1週間前には乗り換え先に申し込むことを推奨します。
余談になりますが、もしMVNOから他社へ乗り換える場合は少し厄介です。
MNP予約番号の発行が申請から約1日~4日後になるMVNOも少なくないので、乗り換えるタイミングはその日数を余分に考える必要があります。
この記事ではキャリアから乗り換える事が前提です。
キャリアは即日発行ですので安心して下さい。
②乗り換えの前後の回線が違う場合の注意点
SIMロック解除が必要な場合がある
端末の問題ですが、乗り換え前の回線と乗り換え後の回線が違う場合はSIMロック解除が必要になってくる場合があります。
キャリアで購入した端末は購入したキャリアのSIMカードしか利用できない制御がかかっており、これを「SIMロック」といいます。
このSIMロックを解除しないと他社で使用できません。
ただし2021年6月以降に発売された機種は、SIMロック解除が義務化になった為、その手続きは不要です。
もしそれ以前の端末でSIMロックがかかっている場合は、各キャリアのショップやオンラインで申し込むことで解除ができます。
キャリアショップでは3,300円(税込)のSIMロック解除手数料がかかります。
一方、オンラインでは無料でできるのでできるだけオンラインで手続きするようにしましょう。
android端末は違う回線に対応していない
各キャリアで購入できるandroid端末のほとんどは、違う回線のプラチナバンドに対応していないので使用できない可能性があります。
もし手持ちのandroid端末を使って乗り換える場合は、購入したキャリアの回線の格安SIMを選ぶ方が無難です。
iPhoneの場合は問題ありません。
③端末の代金が分割で残っている場合は注意!
キャリアで端末を購入した方は、分割で月額利用料金に上乗せで支払っている方も多いのではないでしょうか。
契約と共に端末も購入すると大きな割引がある場合があり、お得になりますので多く利用されています。
その分割金の支払い途中で乗り換える事は可能ですが、端末の割引が無くなり負担が大きくなる場合があります。
分割金が残っているかいないかを確認し、できる限り支払ってから乗り換えるようにしましょう。
④端末を購入したいなら乗り換え時がおすすめ!
格安スマホは乗り換え時に端末を安く手に入れられることも魅力の1つです。
乗り換え時のみのキャンペーンで端末を大幅値引きやキャッシュバックを行っており、人気のiPhoneも対象になるところも少なくありません。
特に『IIJmio』は定期的に端末セールを行っており、月額料金も安いのでおすすめです。
ご存知の方も多いと思いますが、キャリアでもキャリアショップや家電量販店などで端末セールを行なっています。
2021年から2022年に渡って、3キャリア共iPhoneSEや iPhone12などを1円で叩き売りされていたのが話題になり記憶に新しいです。
筆者自身もiPhoneユーザーなので2022年に新しくiPhoneSE(第3世代)を1円で手に入れました。
端末は単価が高いので、このようなセールの時に乗り換えて安く手に入れる方が賢い選択かもしれません。
⑤ほとんどの格安スマホはLINEの年齢認証ができない
SNSや連絡ツールの定番となったLINEですが、年齢認証ができない格安スマホがほとんどです。
詳しく挙げると以下の格安スマホ以外は年齢認証できません。
年齢確認ができなくなるということは以下の3点ができなくなるということです。
- ID検索
- ID設定
- 電話番号での友達検索
友達追加が制限されるので注意が必要です。(18歳以下の方はもともと年齢確認ができません)
対処法としては以下の3点が挙げられます。
- QRコードを表示して相手が読み取る
- 自分専用のURLを発行し、そのアドレスを友達に送信する
- 「ふるふる」を使う
どうしても年齢認証がしたい場合は、キャリアか上記7つの格安スマホを使うようにしましょう。
⑥支払い方法がクレジットカードのみがほとんど
格安スマホでは支払い方法がクレジットカードのみだと思っておいていいです。
なぜ格安スマホがクレジットカード支払いのみの企業が多いかというと、料金未払いのリスクが減らせる事が大きな要因です。
口座振替では口座に残金が無ければ利用料金の回収ができなくなり、未払いの通知や回収作業に手間がかかります。
最悪の場合、回収不可能という事態も招きかねません。
クレジットカードであれば口座の残高の有無に関わらず支払いはクレジットカード会社が保証してくれるので、未払いのリスクを最大限に減らせます。
したがって格安スマホでは積極的にクレジットカード支払いを導入しているのです。
とはいえユーザーにとってもポイントを貯められることや、支払いをまとめて管理できることなどメリットが多いので可能ならばクレジットカード支払いを選ぶ方がおすすめです。
まとめ
格安スマホの乗り換え方や注意点を解説してきました。
乗り換え手順はそれほど難しくはなく、確実にやれば迷う事はないです。乗り換えた方のアンケートでも9割は『乗り換えは簡単だった』と答えています(LIBMO調べ)。
筆者もMVNOのIIJmioに初めて乗り換えた時、ネット上で指示に従って進めば迷わず簡単に乗り換える事ができました。
重要な注意点としては、以下の事が挙げられます。
- 乗り換えるタイミングは月末がお得
- iPhoneで乗り換え前後で回線の種類が変わる場合はSIMロックの解除が必要
- android端末で乗り換え前後で回線の種類が変わる場合は使用不可
- 端末の分割金を完済してから乗り換える
- クレジットカードを用意する
- 乗り換え限定端末セールをうまく活用する
これらを踏まえて準備万端で焦らず乗り換え作業を行ってください。
少しでもお役に立てれば幸いです。ここまで読んで頂いてありがとうございました。
ご意見、ご感想などがあればコメントいただけると嬉しいです。
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