家族で格安スマホは安くなる?失敗しない選び方を徹底解説!
家族が増えて通信費が高いと感じてきました。泣
家族が増えると家計をやり繰りする中で通信費が無駄に高いともったいないですよね。
それは格安スマホに乗り換える事で大幅に通信費を節約できます。
乗り換えてしまえばほったらかしで節約できてしまいますよ。
それはいいですね!
でも格安スマホで家族に不満とか出ないですかね…
初期費用もいるだろうし、失敗したくないです!
選び方によっては不満が出る可能性がありますし、初期費用もかかるので失敗は避けたいですね。
そうならない為に、この記事は家族で格安スマホを選ぶ際にすべき事やコツなどを詳しく解説していきます。
- 格安スマホでどのくらいお得になるか
- 格安スマホを選ぶ前にやるべき事
- 格安スマホを選び方のコツ
ズバリ、選び方のコツは 以下の通りです。
- 最安値にこだわらない
- 1家族2社を組合せて弱点をカバーする
- 家族割引・光回線割引・乗り換えキャンペーン・データシェアをうまく活用する
格安スマホは本当に安くなる?
キャリアプランより確実に安くなる
従来の3大キャリア(ドコモ・au・Softbank)は「安定的な通信品質」と「行き渡った顧客サービス」を提供しています。
全国に自社のアンテナと販売店を持っている為、設備維持費や人件費などが膨大にかかります。
それゆえに安定した通信サービスを受ける事ができるので、やはり料金は高めの設定になっています。
一方、格安スマホは通信品質を落とし、無駄な顧客サービスを省くことで安く通信サービスを提供しています。
格安スマホと言っても大きく以下の3種類あります。
- キャリアの格安プラン
- サブブランド
- MVNO
ここでは詳細は割愛しますが、上記の格安スマホのどれを選んでもキャリアの料金よりもかなり安くなります。
どのくらい安くなる?
ではキャリアと比べて格安スマホはどのくらい安くなるのかが気になる所ですね。
仮に設定した家族がキャリアを契約した場合の月額料金を比較してみました。
家族 | データ使用量 | 通話頻度 | Softbank料金例 | au料金例 | ドコモ料金例 (eximo) |
---|---|---|---|---|---|
A(自分) | 5GB | 多い (10分かけ放題相当) | 4,928円 (5分定額/880円) | 4,928円 (5分定額/770円) | 4,928円 (5分定額/880円) |
B(妻) | 10GB | 少ない | 4,928円 | 4,928円 | 4,928円 |
C(子/社会人) | 15GB | 少し多い (5分かけ放題相当) | 4,928円 (5分定額/880円) | 4,928円 (5分定額/770円) | 4,928円 (5分定額/880円) |
D(子/高校生) | 20GB | 少ない | 4,928円 | 4,928円 | 4,928円 |
E(子/中学生) | 3GB | 少ない | 2,178円 | 3,278円 | 3,278円 |
F(母/60歳以上) | 1GB 未満 | 非常に多い (完全かけ放題相当) | 2,178円 (かけ放題/1,980円) | 3,278円 (かけ放題/1,870円) | 2,269円 (かけ放題/1,980円) |
合計 | 27,808円 | 29,678円 | 28,999円 |
この家族設定だと平均1人4,000円台後半というところでしょうか。
一方、格安スマホは選択肢がたくさんある為はっきりとした金額が示せないですが、大まかに示すと以下の様になります。
- キャリアの格安プラン
- サブブランド
- MVNO
約半額(1人当たり約2,000円~2,500円)
約半額(1人当たり約2,000円~2,500円)
約3分の1(1人当たり約1,500円~2,000円)
年間にするとかなりの額が節約できることがわかりますね。
格安スマホを選ぶ前にすべき事
「データ使用量」と「通話頻度/時間」を確認する
格安スマホ会社を選ぶにあたって、現状のデータ使用量と通話頻度を確認する事は必須です。
その情報を元にプラン選定を行うので必ず確認して下さい。
データ使用量
キャリアの料金は従量制でデータを使った分に応じて料金が発生しますが、格安スマホの多くは定額制で自己申告した分のデータに応じて料金が発生します。
したがって、ある程度データの使用量を把握しておかなければ格安スマホで最適なプランを選ぶことができません。
従量制を契約していると月ごとのデータ使用量は把握しづらいですので、改めて確認が必要です。
通話頻度・通話時間
データ使用量と共に、通話頻度/通話時間もおおよそで良いので把握しておきましょう。
ここで言う通話頻度/通話時間とはLINE電話以外の通話で、頻度が高く時間が長ければそれなりの通話定額を検討した方が結果的に安くなります。
例えば「仕事で使う」「頻繁に病院や学校などの施設に連絡する」「友達とよくおしゃべりをする」という人は定額を付ける事でお得になる場合がありますが、LINE電話でほぼ間に合っているという方は定額は無しの方が安くなります。
注意点
プランのデータ容量は、基本的に使用量より少し多めのプランにすると安心です。
万が一データ容量を超過してしまった場合は、通信速度が超低速になってしまいますが、追加データを購入する事で高速通信に戻すことができます。
この追加データは各社単価が異なりますが、割高であることには違いないのでなるべく追加する事のないようにプランを決めましょう。
後にも解説しますが、家族でまとめる場合はデータ容量をシェアできるプランにすると無駄なくデータを使用できます。
また、通話時間ではなく「通話料金」を指標にしないことです。
データはキャリアも格安スマホも同じように消費されますが、通話に関してはキャリアと格安スマホ(MVNO)では単価が違うので通話料金を指標にしてしまうとかなりのズレが生じてしまいますので通話時間を考慮しましょう。
例外としてサブブランドはキャリアと同単価です。以下を参考にして下さい。
- キャリア・サブブランド・・・22円 / 30秒
- 格安スマホ(MVNO)・・・11円 / 30秒
確認方法
キャリアショップで確認は可能ですが、契約キャリアのHPやアプリなどで過去の使用量を簡単に確認することができます。
データ使用量と通話時間は約半年分の平均値ぐらいを目安にプランを考えましょう。
通信速度の優先度を決める
スマホの使用場所と用途を考慮して通信速度の優先度を決めましょう。
それによって選ぶ格安スマホは変わってきます。
MVNOは「通勤・通学時」「昼休憩時」「帰宅後」の通信が混雑する時間帯に、通信速度が低下する傾向があります。
それはMVNO特有の現象でキャリアに回線の一部を借りているのが原因です。
キャリアから回線を借り受けて通信サービスを提供している企業で、キャリアの格安プランやサブブランドよりも安いですが、通信品質が劣ってしまうのが特徴です。
通信速度の低下具合は、通信する「場所」「地域」「回線」「端末の能力」「アクセスの集中度」「MVNOの種類」によって違ってくるので、どれが原因でどの程度の遅さかは判断できません。
主な使用場所
通信混雑時にWi-Fi外で通信をよくする人はその速度低下の危険にさらされることになり、使用に支障をきたす可能性が高いので、なるべく通信速度の高い格安スマホにしましょう。
「読み込みが遅くてストレスになる」「ダウンロード・アップロードできない」などの不満が出る可能性もあるからです。
反対に通信混雑時に自宅などのWi-Fi内でしか使用しない人や通信自体をあまりしない人は通信速度を優先するべきではありません。
- 外(Wi-Fi外)での通信が多い → 通信速度を優先
- 中(Wi-Fi内)での通信が多い → 月額料金を優先
主な用途
通信速度の速さはスマホの用途によって必要性が違いますので、どれだけ妥協できるかによって選択肢は変わってきます。
具体的には「オンラインゲーム」や「高画質の動画」など大容量のデータを扱う場合は、通信速度が遅いと読み込みの遅延や動作不能といった事象の原因になりますので通信速度を最優先しましょう。
ネットサーフィンや低画質の動画視聴などは通信速度の影響は少ないので月額料金を優先した方が良いですが、最も通信速度の落ちるお昼の時間帯は少しストレスに感じる事もある事を覚えておきましょう。
- オンラインゲーム・高画質の動画視聴がメイン → 通信速度を優先
- ネットサーフィン・低画質の動画視聴がメイン → 月額料金を優先
回線を見直してみる
現在の回線を見直してみるというのも、選択肢を広げる手段です。
格安スマホも現在の回線と一緒にしなければいけない訳ではありません。
自宅周辺や学校・職場周辺などよく滞在する場所の電波の強さを再確認することを推奨します。
意外と今使っている回線が弱かったりする場合は、回線変更をこの機にする方が良いでしょう。
どんなに高速の回線だろうと電波が弱ければ、通信速度は落ちてしまうからです。
ただ、キャリアの光回線を契約しているのなら回線を変える必要はないです。
その光回線はキャリアの格安プランやサブブランドの月額料金の割引に利用できるからです。
関連記事でも紹介していますが、この効果は大きいですよ。
格安スマホのプラン内容と特徴を理解する
格安スマホに乗り換えるにあたって格安スマホの事を理解する事が大前提です。
契約期間の縛りも解約金もないので手軽に乗り換えられるのですが、軽い下調べだけで乗り換えてしまって後悔してしまうという事例も数多くあります。
解約金はありませんが、乗り換える際の事務手数料はかかってしまうので、ある程度の慎重さも必要ではないかと思います。
ここで格安スマホのプラン内容と特徴を解説すると長くなってしまいますので、別記事にて解説します。
家族で格安スマホを選ぶ3つのコツ
最安値だけにこだわらない
格安スマホの選択肢は多く、1000社を超えると言われています。
家族それぞれの使用量を考慮して、最安値の格安スマホを探して乗り換える事も可能で、確かに月額料金は安くなります。
しかし何社にも分散することで乗り換え作業も手間になり、それぞれに初期費用も発生してしまうので結果的に負担が大きくなってしまいます。
前述したように、家族の人数によりますがそれぞれの主なスマホの用途や使用場所によって通信速度の優先度を決めて最低限の1社か2社に抑えるようにしましょう。
2社を組合せて弱点をカバーし合う
最安値にこだわらず1家族2社を組合せて弱点をカバーするやり方の方が、「安さ」と「快適さ」を両立する事ができます。
ここで言う「弱点」とは、「プランのデータ容量」または「通信速度」が合うプランがないという状況です。
家族の「データ使用量」や「通信速度の優先度」を洗い出して格安スマホを選ぶ際に、どうしても1社では賄いきれなくなります。
特に「通信速度は優先度」が異なると違う格安スマホを選択せざるを得ません。
そこでそれぞれに合った格安スマホを2社組合せる事で格安スマホの節約効果を生かしつつ、快適さも保つことができます。
家族割引・光回線割引・乗り換えキャンペーン・データシェアをうまく活用する
格安スマホの中には、「家族割引」「光回線割引」「乗り換えキャンペーン」を行っている企業があります。
企業によって割引の額やキャンペーン内容は様々ですし時期で内容は変化しますので、その都度確認が必要です。
そのサービスを積極的に利用して、なるべく月額料金や初期費用が安くなるように工夫して契約するようにしましょう。
また、MVNOの中には「データシェア」という機能があります。
データシェアは1契約内でデータ容量をシェアできる機能で、2タイプあります。
以下に説明します。
シェア可能タイプ(NUROモバイル・IIJmio・mineo)
シェア可能タイプとは、個々に契約しているプランのデータ容量をお互いに分け与える事ができるタイプです。
月内にデータを使い過ぎてしまった場合に、同じ契約内の別プランから余っているデータ容量を移動する事ができます。
追加データを購入せずに済むので節約でき、効率よく使う事ができるのがメリットです。
ただ、その都度データ移動の申請をし、渡す側も受け取る側も操作が必要なのが少し面倒であるデメリットもあります。
その点でIIJmioはHP上でログインできれば誰でもデータ移動ができ、受取確認も必要ないのでとても楽です。
シェアプランタイプ(イオンモバイル・y.u mobile)
先ほどのシェア可能な格安スマホとは違い、こちらは1つのプランのデータ容量を複数人で分け合うというプランです。
例えば親プランが10GBのデータ容量を契約したとしたら、その10GBを2人以上で分け合うといったイメージです。
追加SIM料金は別途必要です。
シェア可能な格安スマホよりも効率よく家族でデータ容量を使う事ができるのがメリットですが、データ容量を超えて使用してしまうと、シェアしている全員が速度制限にかかってしまうことがデメリットです。
MVNOを選ぶ際は、このデータシェア機能があるMVNOを選び、うまく利用すると月額料金が抑えられ、節約効果が期待できますのでおすすめです。
まとめ
家族で格安スマホで節約する上での第一歩の「選び方」を解説してきました。
格安スマホを選ぶ前にすべき事
- 「データ使用量」と「通話頻度/時間」を確認する
- 通信速度の優先度を決める
- 回線を見直してみる
- 格安スマホのプラン内容と特徴を理解する
格安スマホを選ぶコツ
- 最安値だけにこだわらない
- 2社を組合せて弱点をカバーし合う
- 家族割引・光回線割引・乗り換えキャンペーン・データシェアをうまく活用する
初めて格安スマホを選ぶ際は、まず全員の使用量と通信速度の優先度を把握することが必須です。
それに合った条件の格安スマホを選べばキャリアと同様に不自由なく使用できるでしょう。
使用量と通信速度の優先度によっては1社ではうまくまかなえない場合が多いので、2社を契約し弱点をカバーし合う方法をとった方が「節約効果」と「快適さ」を両立する事ができます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
ご意見ご感想等あればコメントお願いいたします。
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